ダルビッシュ3回2失点 納得の「三振ゼロ」

2018年03月27日 11時39分

レッドソックス戦に先発したダルビッシュ(ロイター=USA TODAY Sports)

【フロリダ州フォートマイヤーズ発】カブスのダルビッシュ有投手(31)は26日(日本時間27日)、敵地でのレッドソックスとのオープン戦に先発し、3回を4安打2失点(自責点1)、1四球だった。最速は154キロだった。常に151~154キロを計測した速球は、ベッツ、マルチネス、ボガーツら主力選手のバットを押し込むほど威力十分。風が強く、変化球が曲がらなかったため、「途中からどんどん打たせていこうと切り替えた」とツーシームを多投した。

 初回、先頭ベッツは151キロのフォーシームで押し込み二ゴロ。続くマルチネスも三ゴロに片付けた。二死後、連続安打で二死一、二塁とされたが、5番ボガーツを154キロのフォーシームで浅い右飛に打ち取り、無失点で終えた。

 チームが2点を先制した2回、思わぬミスで失点した。一死三塁で9番レオンへの初球はボールの判定。ここで捕手・カラティニがダルビッシュに無造作に返球したところ、これが山なりの暴投となり、三塁走者が生還した。

 3回は2安打されて一死一、三塁のピンチを招くと、モアランドの二ゴロの間に1点を失った。この回で降板となった。

 昨季までの奪三振率11・04は先発投手で歴代トップだが、この日の三振はゼロ。9アウトのうち6個は内野ゴロで多くはツーシームだった。ダルビッシュは「ホント、打たせたい(場面で)ゴロを打たせられた。(シーズンでは)そこまで極端にやる(投げる)ことはないにせよ、ゴロが欲しいところで、そういうシチュエーションが絶対に出てくると思うので、その練習だと思ってどんどん投げました」と納得の表情だ。

 ツーシームについては「(昨年までより)もっと落ちているんじゃないかな。ヨコというよりも、落ちていて、変化もし始めるのが遅いんじゃないかな」と手応えを感じている。

 オープン戦は5試合で防御率2・79。19回1/3で20三振、5四球、1本塁打と抜群の安定感を見せた。右腕は「順調にストレスなく、特に疲れもなく過ごすことができた。自分の調整だけに集中できていた」と準備万端だ。開幕3戦目、31日(同4月1日)のマーリンズ戦での初登板でどんな投球を見せてくれるのか。