阪神オープン戦最下位でも「心配無用」の根拠

2018年03月26日 16時30分

オープン戦最下位に終わった金本監督

 悪夢の始まりか、それとも吉兆か――。阪神は25日、オリックス戦(京セラドーム大阪)で1―1と引き分け、6年ぶりのオープン戦最下位で開幕を迎える。大山の一発による1点のみとこの日も打線が振るわず、金本知憲監督(49)は「最後だからスカッと打って勝って終わりたかったけど相手投手がよかった。一つ言うなら打とうとし過ぎて2ストライクから粘りがなかった。追い込まれたら四球でもヒットと一緒。そういう指導をしていきたい」と話した。

 最後まで貧打解消といかず不安を残したままとなったが、本紙評論家の伊勢孝夫氏は「心配無用!」と声を大にする。理由はベテラン野手の存在だ。糸井が24日にでん部の違和感を発症。鳥谷は打率6分7厘とサッパリだったが「福留、糸井、鳥谷ら実績十分の選手はオープン戦は参考外。最終戦を見る限り、福留と糸井に関しては自分のスイングができているのでまったく問題ない。鳥谷にしても開幕までには、しっかり合わせてくる。周りが言うほど本人たちは気にしていない」と断言する。

 また、伊勢氏は今季打線のカギを握る大山の成長にも目を見張る。「オープン戦序盤は打ちにいくときに左脇が開いてしまい、直すまでには時間がかかると踏んでいた。重症の打者を立ち直らせるのがうまい掛布前二軍監督がいなくなったこともあり、どうかなと思っていたが、しっかりと修正できているので安心した。シーズンも対処できるはず」と“掛布ロス”に陥ることなく復調した大山に太鼓判を押した。

 ものは考えようで、伊勢氏は「オープン戦の結果が悪いことでチームは危機感を持って開幕を迎える。やるべきことが浮き彫りになってかえってよかった」と“最下位効果”にまで期待する。災い転じて13年ぶりのリーグ制覇となるか。