大谷の開幕メジャー&先発ローテ入り当確 ライバル投手2人が3A降格

2018年03月24日 12時00分

背番号17のユニホームを着たファンにサインする大谷

【アリゾナ州テンピ23日(日本時間24日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(23)が開幕をメジャーで迎え、先発ローテーション入りすることが確定的となった。球団は22日(同23日)、先発候補のトロピアーノ、ブリッドウェルの両右腕にマイナー(3Aソルトレークシティー)行きを通告。これによりリチャーズ、スカッグス、シューメーカー、ヒーニー、ラミレスに大谷を加えた6人で開幕ローテーションを組むことが濃厚となった。

 ソーシア監督はこの日、「大谷はこのままドジャースとのハイウエー・シリーズ(25~27日に両軍本拠地で行われるオープン戦3連戦)に帯同する」と明言。キャンプ地での居残り調整を否定した上で「彼は紅白戦やマイナー戦を含めればここまですでに50打席以上に立った。ドジャース3連戦でも多くの打席に立たせるつもり。他の選手に比べると調整に少し時間がかかってはいるが個人的には今後、状態が上がってくることに自信を持っている」と大谷への信頼に揺るぎないことを強調した。一方で大谷の開幕25人枠入りも実質的に決まった。しかし、それについて指揮官は「それ以上のことは聞かれても言えない」。大谷のメジャー昇格の前提としてロースター40人枠を空ける必要がある。誰を外すかは契約も絡み、デリケートな問題のため、事前にメディアの質問をさえぎった。

 オープン戦で打者では28打数3安打、打率1割7厘、投手としては実戦登板4試合、8回1/3で17失点。投打で結果を出していない新人選手が実質的に開幕メジャー昇格を確定させたことはメディア、ファンなどから大きな批判を受けるリスクはある。チーム内で不協和音を呼ぶかもしれない。しかし、球団は大谷のポテンシャルを信じたのだ。まずはアリゾナでの最終登板となる24日(同25日)のマイナー紅白戦で予定の5回75~80球をしっかり投げること。その直近の課題に向け、大谷はこの日、キャッチボール後にルーティンの壁当て、そして再び水原通訳を相手にした入念な追加キャッチボールでフォームチェックを行い前日調整を終えた。

 29日(同30日)に敵地で行われるアスレチックスとの開幕戦まで残された時間は少ない。間に合うのか。