大谷 深刻二ゴロ病

2018年03月23日 12時00分

外角球をさばけず空振り三振に倒れる大谷

【アリゾナ州テンピ22日(日本時間23日)発】エンゼルス・大谷翔平投手(23)がマイナー施設で行われたジャイアンツ3A、2A戦にハシゴ出場した。5投手を相手に8打数2安打3三振。内容的にはまだまだ適応に時間がかかりそうだ。

 長かったキャンプ期間も2日後の24日(同25日)、ダイヤモンドバックスとのオープン戦で終了。ここまで打率1割7厘、登板4試合(8回1/3)で17失点と、投打ともに低空飛行を続ける大谷にとってマイナー戦は少しでもいい感覚をつかんで1週間後に迫った敵地のアスレチックスとの開幕戦に向かうための足場固めだった。

 隣り合う2つのフィールドで行われた3A、2A戦を行ったり来たりしながら計8打席に立った大谷。メジャー通算9勝をマークする3年目左腕・ブラックに対しての3打席ではここまでのオープン戦で対戦した左腕による執拗な内角攻めの影響からか、外角一辺倒の組み立てに歯が立たなかった。

 内角を意識し過ぎるあまり、自分のスイングをさせてもらえず二失、空振り三振、二ゴロの3タコ。3A戦2番手左腕・オカートの初球ストレートを右前打。5打席目では2A右腕・ナイトの外角ストレートの前に空振り三振。同3番手右腕・フローレスと対戦した6打席目は初球ストレートを投強襲安打としたが、7打席目はまたもや二ゴロに倒れた。最終8打席目は3A左腕・スネルトンのチェンジアップに完全にタイミングを狂わされ、空振り三振で計3三振。このところ量産している二ゴロも3と結果を見れば大きな前進は感じられなかった。

 それでも大谷はいつものようにポジティブ。「打った打たないではなく進歩しているんじゃないかなと思う。すぐに潰せる課題もあるし、そうでないものもあるので継続していきたい」。“二ゴロ病”に関してはこう説明した。

「普通に(タイミングが)一つ早いですし、自分のポイントで打てていないんじゃないかなと思う。今日のもの(3打席目)に関しても自分の中では捉えた感覚なのでそこで一歩ずれてる感じなのかなと思う。(修正法は)いくつかあるので、そのアプローチのどれを優先でやるかですね。体の状態とかボールを見ている状態は確実に上がっている」

 的確な分析も結果につながらない…。すでに本拠地エンゼル・スタジアムでは大谷の写真が場内のあちこちに貼られ、4月2日(同3日)の本拠地開幕の準備が進められている。本人の前向きな言葉に対して、ソーシア監督、エプラーGMの本心は穏やかとは思えない。二刀流は開幕前に早くも正念場を迎えている。