「清宮開幕スタメン」 栗山監督はどこまで本気なのか

2018年03月22日 16時30分

雪が降る中、笑顔でグラウンドに出た栗山監督

 どこまで本気なのか。「限局性腹膜炎」で離脱している日本ハムの清宮幸太郎内野手(18=早実)が、開幕戦にスタメン出場する可能性が浮上し、波紋を呼んでいる。栗山監督が20日に示唆したもので、開幕一軍すら難しい状況なのにスタメンとは…。栗山発言の“真意”を追った。

 日本ハムは21日、DeNAとのオープン戦(横浜)が天候不良で中止になったため、球場内の練習施設で調整。朝方に降っていた雨も次第に季節はずれの雪へと変わり、北海道さながらの雪景色になった。

 栗山監督も「雪が降ると落ち着くんだ」と笑顔でひと言。それでも、話題が清宮になると神妙な面持ち。19日に面会したことを明かし、こう続けた。「(食事面などの)状態を見て。週末までには、なんとなく方向性をしっかり行けると言うところまで持っていけるはずだと信じていくしかないので。体のことを大切にするってことが一番なので。その中でどういうふうにしていくか」。慎重な姿勢を見せ、回復後の起用については明言を避けた。

 そんな栗山監督は20日、巨人とのオープン戦(東京ドーム)の試合前、「最後まで可能性は探る。何が起こるか分からないのがファイターズらしくていいだろう。いきなり開幕戦でスタメンに名前が連なっていたら楽しみだろ」と、清宮の“開幕スタメン”を示唆。「開幕一軍」さえも絶望的な状況だけにリップサービスにも思われたが…。

 この栗山発言について、緒方野手総合コーチは「冗談ではなく本心から言っているものだと思うよ。監督の頭の中では本当に、まだ決まっていないはず」と注目発言。指揮官が「開幕スタメン」の可能性を本気で探っているのではないかとし、「決まっていれば俺たちに話すはずだし、俺たちも隠しているわけじゃなく、本当に聞いてないからさ」とも語った。

 清宮が退院後、調整が間に合った場合は鎌ケ谷で行われる二軍戦で実戦復帰を目指すことになるが、緒方コーチは「体の問題だから、今さら安打を何本打つとかではない。最低限、元のコンディションで試合に出られることが条件だね」と、一軍合流への課題について言及。「一個人としては厳しいと思うし、当然ほかにも、ちゃんと結果を残している選手もいるわけだから」と、清宮への「特別扱い」は否定しながらも、栗山監督が口にしたミラクル復帰の“条件”を具体的に明かした。

 それにしても体調さえ戻れば、開幕スタメンの可能性が出てくるとは…。日本ハムの清宮にかける期待は、過去に例を見ないほどの相当なものがあるようだ。