阪神・糸井嘉男外野手(36)が20日、“菅野打ち”を誓った。

 前日(19日)の「セ・リーグファンミーティング」で、金本監督は巨人との開幕戦(30日、東京ドーム)に向けて「(開幕投手の)菅野を打つにはやはり左バッターがポイント。福留、糸井あたりが一発放り込んでくれたら面白い」と発言した。

 これに糸井は「ええね! それ! そうさせてもらいましょう!」と打倒・菅野の急先鋒になることを宣言した。

 FA移籍1年目の昨季、菅野には15打数2安打、打率1割3分3厘と抑えられた。しかし、調整ペースを一任された今年は、春季キャンプで誰よりも早い時期からマシン打撃で150キロ近いボールを打ち返すなど、菅野攻略に向けてしっかり調整してきた。

 雨天中止となった20日のDeNA戦(横浜)は「1番・右翼」での出場が予定されていた。「打順は監督が決めることだけど、何番でも打てということ」と口にしたが、開幕戦で糸井が先頭打者アーチを放てば、チームが勢いづくことは間違いない。

 中止が決まると、室内練習場で入念に打撃練習を行った糸井。開幕戦での菅野打ちに向けてしっかりキバを研ぐ。