大谷を2打数無安打に抑えたレンジャーズのマーティン・ペレス投手(26)は対戦をこう振り返る。

「今日の僕のツーシームやシンカーは調子が良かった。彼にチェンジアップを投げた時に、彼の体の開きを見て、僕のツーシームを待っているんだなって思った。だったら投げてやろうじゃんって、僕の一番の持ち球だから」

 2打席目はバットを折りながら強烈な投直。

「あの球をどうやって打ち返したのかわからない。僕がキャッチしたから、今回は僕の勝ちってだけ。後ろでセカンドが『俺が捕るから大丈夫』とも言ってくれてたし」

 ここまで苦戦している大谷をどう見ているか。

「プロセスだもん、全てはプロセスだよ。こちらの野球はそもそも(日本とは)違う野球なんだから、球が打てるようになるまでには、いくらか時間がかかる」

 米メディアでは“マイナーでスタートすべき”の声が出ている。期待通りの活躍はできるのか。

「でも、彼はタフな男だ。ダルビッシュや日本のライオンズにいるメヒアとよく話すんだけど、彼らは大谷のメンタルが本当に強いって言うんだ。だから、シーズンを通してその強さを保てれば、良い結果を出せるだろうって。(ダルビッシュから)メールが来ているかも。彼のことだから、電話がかかってくるかな。『もっとインサイドに投げなきゃダメだよ~』って」