エンゼルス・大谷 新打撃フォームで不振脱出へ光

2018年03月19日 16時30分

この日は構えた時にグリップの位置を下げた大谷

【アリゾナ州サプライズ18日(日本時間19日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(23)はレンジャーズ戦に7番・DHで出場。二失、投直、見逃し三振、空振り三振の4打数無安打2三振で打率は8分3厘まで下がった。だが、トップを事前に作る新打撃フォームでフリー打撃では本来の当たりが復活。トンネル脱出に光明が見えてきた。

 この日も苦手の左腕3投手に2三振を含む無安打と結果は出なかった。2打席目までは昨年13勝左腕・ペレスからいずれも148キロのツーシームを二失、投直。第2打席では内角高めを久々に自分の間合いでコンタクトし、バットを折りながらも痛烈なライナーをはじき返した。

 この日の打撃練習からグリップのトップの位置を事前に作っておく新打撃フォームにマイナーチェンジ。「1、2の3」で投げる日本人投手の「間」と違い「1、2、3」のリズムで投げ込んでくる外国人投手のテンポに合わせるため打撃動作の一部を省略して、タイミングを合わせる改良に乗り出した。

「基本的にいろいろな投げ方や特徴のある投手がいる。その中で自分が一番やらなければいけないのは(ボールに対して)自分の入り方で、自分のタイミングを取っていくこと。その中で微妙な違いが出てくると思う。特にこれをこうしてということはなく、今までやってきたことをしっかりやって行きたいと思う」(大谷)

 フリー打撃ではナインの“指示通り”「本塁打締め」を要求され、右中間場外へ特大弾を叩き込み、大谷本来の振りが戻ってきたことを周囲にアピール。

 投直に倒れた第2打席後、ベンチ前でチームの顔・トラウトが大谷をハイタッチで迎えた光景が悩める“ルーキー”の不振脱出が近いことを物語っていた。

 7回の第3打席では変則サイド左腕・クラウディオのスローカーブに手が出ず見逃し三振。8回の最終第4打席も左腕・フィールのカーブに空振り三振を喫した。しかし、直前の4球連続ファウルはツーシームに徐々にタイミングが合い始め、最後の空振りも豪快なマン振り。「まぁ、良くなるように一日一日やっていますし、そういう自信を持ちながらピッチャーに対して向かっていけたらいい。ストライクゾーンに関しての認識が徐々に進歩してきているんじゃないかと思う」と試合後、手応えを口にした大谷は久々に吹っ切れた表情を見せていた。