【アリゾナ州サプライズ18日(日本時間19日)発】エンゼルス・大谷翔平投手(23)がこの日のレンジャーズ戦前、昨年まで日本ハムで同僚だったクリス・マーティン投手(31)との再会を果たした。

 ちょうどフリー打撃の時間だった。青いユニホーム姿のマーティンが一塁のベンチ前で赤いユニホームの大谷を待ち構え、両者は熱いハグで再会を喜び合った。募る話は尽きず大谷は打席を終えるごとにマーティンの元へ駆け寄り、笑顔で時間の許す限り現状報告をし合った。

 マーティンは大谷との再会を振り返り「(本人とは)米国にどんな感じでアジャストしているのか、どんな感じで楽しんでいるのかを話した。彼は自信があり、常にリラックスしている人間なんで、ここでもリラックスしてたよ」とコメント。ここまで投打ともに対応に苦しんでいることにも「まだキャンプだし、ここ(アリゾナ)の空気はすごく乾燥している。ボールも日本と比べて滑りやすいし、まだ調整中。(日本から戻ってきた)自分もいろいろと調整しなければいけない」と大谷をフォローした。

 くしくも同じア・リーグ西地区のライバル球団に入った大谷に対しマーティンは「ボクの中にもファイターズ魂があるし彼もすごく闘争心を持っているので(対戦を)すごく楽しみにしている」とエール。これに対し大谷も「久々に会えてよかった。一緒にやっていたのでボクも頑張りたいと思う」と米国に来て初めてといっていい旧友との再会に表情を崩した。