「由伸2世」谷田成吾外野手が米トライアウト受験 ドラフト2度の指名漏れから覚悟の挑戦

2018年03月16日 12時00分

メジャーのトライアウトを受験した谷田

【フロリダ州発】慶大時代に東京六大学リーグ戦で通算15本塁打の谷田成吾外野手(24)が15日(日本時間16日)、ア・リーグ西地区球団のトライアウトを受験した。2年間プレーした社会人野球の名門JX―ENEOSを退社し、覚悟の挑戦だ。

 ウオーミングアップ、キャッチボール、フリー打撃などで軽く汗を流してから2人のスカウトが見守る中、右翼の守備に就いた。三塁、本塁への送球をこなすと、次は左打席に入って打撃を披露。右翼から本塁へ強い風が吹いていたこともあり柵越えこそなかったが、後半は持ち味である逆方向への強い打球を放ち、スカウトがうなずく場面もあった。すぐに結果が伝えられることはなかったが、谷田は「広角に打つことができたし思ったより良かった」と充実した表情で初日を振り返った。

 慶大時代の恩師・大久保秀昭監督に退社の意思を伝えたのが1週間ほど前。「最初は『もったいない』って言われましたけど、結局は『お前が最後決めたことだから、頑張れ』と」と送り出してくれたという。

「高橋由伸2世」と称された慶大4年時の2015年と社会人2年目の17年の2度、ドラフトで有力候補に挙がりながら指名なし。それでもリトル時代からの夢だったプロへの道を諦めることはできなかった。「どこでもいいのでマイナー契約ができたらいい。もう、そこから這い上がるだけというか、覚悟はできています。(米国で)どんなことが起ころうが、街で怖い人に会おうが…。ダメだったら、それはその時に考えますし、やって後悔した方がいいと思っている」

 友人に製作してもらった自身の打撃などを編集した映像が、元マーリンズの選手、元レッドソックスのコーチら複数の大リーグ関係者に渡っており、週明けには2球団に見てもらうメドが立っている。

 ドラフト指名されなかった悔しさは、今では「自分を追い込んで、自分が変われる環境に来ているのだと思う」と挑戦の糧となっている。

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