【アリゾナ州グレンデール発】ドジャースの前田健太投手(29)は15日(日本時間16日)、インディアンスのマイナー相手の練習試合に先発し、4回1/3で62球を投げ、6安打7奪三振3失点だった。

 相手は格下で、グラウンドには「千葉マリンぐらい」の強風が吹く“やりにくい”条件下で淡々と投げた。失点はあったが「しっかり球数を投げるというのが目的で、全球種を満遍なく投げることができたので、いい調整だったと思います。チェンジアップもだんだん感覚的に良くなっているので続けていきたい」と手応えを口にした。

 メジャー3年目。「1年目のキャンプはとてつもなく長く感じましたけど(今年は)早いなと感じます」と言うのも、すっかり環境に慣れたからだろう。昨季はチーム事情でリリーフに配置転換されたりもした中で25試合に先発し、13勝を挙げた。ただ、防御率は一昨年の3・48から4・22と悪化した。今季は年間を通して先発枠にとどまるだけでなく「防御率は3点台前半に持っていけるようにしたい」と、さらなる高みを目指す。