“宿敵”桜井が感じた清宮の成長

2018年03月12日 16時30分

オープン戦7試合で15打数無安打と、初安打が遠い清宮

 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18=早実)が11日、DeNAとのオープン戦(鎌ケ谷)に「7番・DH」で先発出場し、4打席4三振。6回の第3打席では前打者敬遠の末に“宿敵”との満塁勝負に敗れた。これでオープン戦は19打席連続無安打だ。

 6回、DeNAはドラフト5位ルーキー・桜井周斗(18=日大三)がマウンドへ。二死一、二塁で6番・大田に2ボールとなったところでDeNAベンチが動き、申告敬遠で二死満塁となり、清宮が打席に入った。

 早実2年時の秋季東京大会決勝で、清宮は桜井の前に5打席連続三振を喫した。“因縁の第6打席”では2球で追い込まれた。「(高校時代に打ち取られた)スライダーしか狙ってなかった」という清宮は低めへの133キロ直球に手が出ない。見逃し三振で、またも軍配は桜井に上がった。

 桜井は「2球目のスライダーはほぼど真ん中に入ってしまって、ホームランにされてもおかしくなかった。その時点で半分負けてます。オーラは相変わらず。スイングはまったく別人になっていて、実力をつけている。僕の中では危機感を感じました」とライバルの成長ぶりを肌で感じた。清宮は「相変わらずかな。走者を出してから(本気を出す)いつもの感じでした。いつかは打ちたいですね」と勝負を楽しんだ様子だったが、悔しくないはずがない。

 申告敬遠で2人の勝負を演出したDeNAのラミレス監督は「右打者の大田に2ボールで勝負するより、次の左の清宮のほうが現実的。それと、プロはエンターテインメントなところがあるからね。清宮と桜井は高校時代のヒストリーがある。多くの人が喜んでくれたと思う」と話した。確かに集まった4212人の観衆は大喜びだったが、ファンが一日も早く見たいのは清宮の豪快な一発だ。

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