大谷 新打撃フォームで12打席ぶりヒット

2018年03月12日 11時30分

キャッチボールで汗を流す大谷(中)

【アリゾナ州テンピ発】エンゼルス・大谷翔平投手(23)が11日(日本時間12日)、レンジャーズ戦に8番・DHで先発出場。2回二死一塁の第1打席で通算240勝のメジャー最年長右腕、バートロ・コローン(44)から出場5試合、12打席ぶりの安打となる右前打を放った。

 打者・大谷は克服すべき課題を自覚していた。「(相手の)フォーム自体にワンテンポ遅れる感じがある。打席の中で立ち遅れている部分があるし、気持ちの部分でも一歩遅れているかな」。日本人投手に比べて「間」のない外国人投手の投球フォームにいかにタイミングを合わせるか――。

 2回の第1打席、大谷はすぐに改善の兆しを形にした。ソーシア監督が前日に選曲したJポップ歌手、きゃりーぱみゅぱみゅのヒット曲「ファッションモンスター」が登場曲として本拠地に鳴り響くなか、苦笑いを浮かべて打席に入った大谷は、ツーシームを4球見送った後の5球目、内角ツーシームをミートし一、二塁間を破った。

 全盛期の球速はなくなったとはいえ、バックスイングが小さく間のないフォームから打者の手元でボールを動かしてくるコローンは今の課題にピッタリの投手。「ストライクゾーンの投げるべきところにキッチリと投げている。やっぱりさすがだなと思います」と敬意を表しながらも「(カウントは)3ボール(1ストライク)だったので、しっかり来た球を打とうと思った。結果、いいところに飛んでくれたのでよかった」。ステップする右足の上げ幅と着地のタイミングに試行錯誤するなか、ヒットという結果が出たことを素直に喜んだ。5回の第2打席で2番手・スコットの外角ツーシームには全くタイミングが合わず実戦4度目の三振、6回の第3打席でもガデルの初球ツーシームを引っ掛けて一ゴロに倒れた。しかし、相手投手とのタイミングは「毎打席毎打席ちょっとずつ変えながらしっくりくるものを探している」という段階だ。この日の3打数1安打で通算14打数2安打。それでも2月26日(同27日)のパドレス戦以来となる安打で、ひと筋の光明が見えてきた。