阪神は11日、巨人とのオープン戦(甲子園)に6―3と逆転勝利。今年初の伝統の一戦で、8試合目にしてオープン戦初白星を挙げた。

 チームの連敗を6で止めた原動力は若手の奮闘だ。金本監督の期待が大きいドラフト2位・高橋遥人(22=亜大)がゲレーロを2打席連続で内野ゴロに抑えるなど、予定の3回を3安打1失点と力投。この日、5回2失点の岩貞とともに開幕ローテ入りに前進した。

 打線は絶不調だった中谷が勝ち越し打を含む2本の二塁打を放ち、2打点と勝負強さを見せれば、外野争いのライバル・高山も2打点と奮闘した。

 巨人相手にようやくオープン戦初勝利を挙げ、金本監督は「日曜日でお客さんもたくさん入っていた。勝ちゲームを見たかっただろうし、そういう意味では勝ててよかった」と苦笑いだった。