巨人入団会見で上原が語った親友・由伸監督との“今後”

2018年03月10日 16時30分

10年ぶりに巨人のユニホームを着た上原。背番号は11に

 巨人は9日、上原浩治投手(42=カブスからFA)と契約したと正式発表した。1年契約で契約金1億円、年俸2億円プラス出来高払い(金額は推定)で背番号は11。上原は東京都内で入団会見に臨み、親友でもある高橋由伸監督(42)との関係の変化に戸惑いを見せつつ、V奪回へ強い意気込みを語った。レジェンド右腕復帰の盛り上がりを象徴するように発表前夜には思わぬハプニングも起きていた。

 開幕を3週間後に控えた巨人に頼もしい戦力が加わった。会見に臨んだ上原は「やることは一つだけです。一生懸命にがむしゃらにやる。チームの1つの勝ち、優勝に向けて勝ち星に貢献できるようにしたい」と決意表明した。

 メジャーでのプレーを希望していたが、今オフは思いのほかFA市場が停滞。なかなか移籍先が決まらず、当初は選択肢になかった日本球界復帰を視野に入れ、古巣からのラブコールを受け入れた。上原も「ここ2週間ぐらいでしたから。日本に帰ってくるというのは、まったく想像していなかった」と言う。

 現段階では上原の起用法について首脳陣や鹿取GMはリリーフを念頭に置いている。ただ、期待されているのは投球ばかりではない。日米で培った経験も、若返りを進めているチームにとっては貴重な教材となる。上原も「自分の経験の中で生かせるものがあれば、聞きにきてほしい」とウエルカムだ。

 ベテラン右腕は同じ1975年4月3日生まれで友人でもある由伸監督との気になる関係にも言及した。今後、監督と一選手の間柄になることに「不思議な感じしかしない」と戸惑いつつ「どうしましょう。敬語になりますかね。『監督』と呼びます」とニヤリ。遠征先の神戸で取材に応じた由伸監督も「また同じユニホームを着られるのは縁を感じるような不思議な感じ…」とやや“違和感”をにじませながら「まだまだできると思いますし、非常に期待しています。日本でも米国でもいろいろな経験をしてきているでしょうから、それを今いる選手たちに伝えてもらえれば。経験、技術はずばぬけている」と歓迎した。

 上原復帰に沸き立つ巨人を象徴するような出来事もあった。8日夜、正式発表に先駆けて巨人の公式オンラインショップで一時的に「11 上原浩治」が表示されていたのだ。球団スタッフは「事前に取り扱い注意でショップ側に情報が回っていたのは間違いない。どうやら正式発表後、トラブルがないようにとテストしている最中に誤って“本物”をアップしてしまったようです。お粗末と言われてもしょうがないです…」とバツが悪そうだったが、それだけ上原の復帰に前がかっていた証拠とも言える。

 上原は10日からジャイアンツ球場で本格調整に入る。しばらくフィーバーは続きそうだ。