【アリゾナ州ピオリア8日(日本時間9日)発】マリナーズに復帰したイチロー外野手(44)が、他の選手より約2週間遅れでキャンプイン。練習後にメジャー18年目への思いを語った。
――キャンプ18年目がスタートした
イチロー:いやー始まっちゃってるからね。全体が。そりゃいつもとまったく違いますけど、でもここもホームですね。
――ホームというのは慣れ親しんだという意味か
イチロー:そうです。そうです。
――久しぶりだったけれど違和感なく入れたか
イチロー:だいぶ変わりましたがね。ロッカーも。いろんなことが変わりましたけど、景色がそんなに変わらないですね。居心地というか、気持ちいいすね。スッと入っていけました。もちろん。
――フリー打撃のときにファンから拍手が
イチロー:あれ僕の時なんですか。ひょっとしたらそうかなと思ったけど、そうなんですね。シアトルからなのかな。いやもう、昨日からこう、人の温かみしか感じてないですね。ありがたいことで(ゆっくり、しみじみと)。
――クラブハウスの雰囲気は
イチロー:チームの空気なのかなあ。去年4月に対戦して外からしか見てないんですが、その印象とはだいぶ違う。もうすでにチームメートな感じがしてるのは僕だけなのかなあ(苦笑い)。
――カノもゴードンもいますよね
イチロー:それはもちろん大きいですが、でも何か全体の雰囲気がそんなふうに感じますけど。
――これも無理なく入っていけたというところですね
イチロー:まあユニホームがねえ。今日トップ来てないですが、これですからねえ。僕より似合う人はあまりいないはずですから。(笑いながら)それはあるかもしれないですね。
――監督が4~5日でゲームに入ってくれればと言っていたが、自分の感じではどうか
イチロー:今日プレーしろといわれたらできますよ。できるというのは(打席に)立つ状態にはあると。しかもゲームより難しいピッチャーが投げてるんだから。あれはなかなかっすよ。ツーシームが外にブワッと。あれはなかなか(笑い)。
――今年のオープン戦はナイターが多い
イチロー:どうだろうねえ。最初は確かに明るいところで始めたいというのがあるから、まあ日曜日、ここのホーム、ぼんやりそこかなという感じですかねえ。
――時差ボケは
イチロー:アリゾナは楽なんですよ。日を浴びられるのでねえ。昨日もその前も違う場所で動いてたんでねえ。それはOK。シアトルいたらこれは大変ですけど。まだ3日目だけどだいぶいいですね。
――外で動くというとどんなことを
イチロー:走る、キャッチボール、打つ、投げる、全部です。(健康診断後の)セーフコでもやってきた。ホーム側のケージは使えなかったですけど、まあ芝生とかダッグアウトを改装してたりだったのでねえ。でも土の上を走って投げてケージで打って、ずっとやっていたので体そのものはもう大丈夫。