大谷 メジャー最強左腕のカーショーに完敗

2018年03月08日 11時30分

会見でカーショーの印象を語った大谷

【アリゾナ州テンピ7日(日本時間8日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(23)がドジャース戦に7番・DHでスタメン出場。見逃し三振、遊ゴロ併殺打の2打数無安打に終わり、オープン戦5試合の通算成績は11打数1安打(打率9分1厘)となった。

 相手先発投手は3度のサイ・ヤング賞に輝くメジャー屈指の左腕、クレイトン・カーショー(29)。大谷は「一流のピッチャーに何とか食らいついていいものを出せていけたら」と大物食いを浮上のキッカケとしたかったが、やはり相手は一枚も二枚も上だった。

 3回の先頭打者としてカーショーと初対戦した大谷は豪快に投げ下ろすストレートを2球ファウルし、カウント2―2から5球目の宝刀カーブを見逃した。大きな弧を描きながらアウトローいっぱいに流れ落ちたカーブに球審も思わずストライクのコール。メジャーで築き上げた格の違いから完全に大谷の“判定負け”だった。

 4回一死一、二塁での第2打席では昨年、西武で勝利の方程式の一角を担っていたシュリッターの初球を叩いて遊ゴロ併殺に倒れ、第3打席で代打を送られた。

 大谷はカーショーとの打席を振り返り「自信を持って見送りましたがそこまで(ストライクを)取るとは思いませんでした。しっかりいい所に来ていましたし、やっぱりいい投手だなと。きっちりいい所に、投げるべき所に来ていた。ボール先行のカウントでもしっかりカウント球を投げていた」と投手目線からも完敗を認めた。

 その上で日本人投手と投球のテンポの違う外国人投手への対応について「(相手投手の)フォーム自体にワンテンポ遅れる感じがある。打席の中で立ち遅れている部分がある。気持ちの部分でも一歩遅れているかなと思う」と現在の課題を挙げた。

 一方、カーショーは「試合中に大谷のことは意識していなかった。2ボールになった時点でストレートを投げなきゃいけなかった。それが2球ファウルにされた。だから次は(緩急をつけるために)緩い球を投げなきゃいけないと思った」と語った。

 安打という結果はなかなか出ないが、これがメジャーの壁。どうクリアするのか日米の選手、関係者、ファンが注目している。