オリックス宮内オーナー イチローのマリナーズ復帰に複雑な胸中

2018年03月07日 11時30分

 イチロー外野手(44)のマリナーズ復帰に日本の古巣、オリックスは“落胆ムード”だ。6日、宮内義彦オーナー(82)は「彼が望んだことだから。行くからには頑張ってほしい。将来の復帰? それはずっと思っている。長年思っていること」と複雑な胸中を明かし、長村球団本部長も「これは本人が決めることだから。万一、日本でということならウチが当然ということだった。気持ちは伝えていたし、イチローも“わかっています。もうちょっと待ってください”ということだった。縁あって帰ってきてくれるならチームのために頑張ってほしいという思いがあった」と話した。

 球団内でも復帰ムードは高まっていた。営業的なメリットも計り知れず「年俸を3億円払ってでも安いくらい」「スポンサーにイチローが帰ってくるかもという話をするだけで話が円滑に進む」と期待を寄せ、テレビ局関係者からは「復帰なら試合中継の編成を急きょ再考していた」との声も上がっていたほどだ。

 しかし、イチローは帰ってこなかった。オリックスには指導者としての復帰を願う声も根強くあるが、こちらも「同じ指導者になるにしてもウチじゃなくてシアトルでしょう」と諦めムードだ。フロント幹部は「1年契約らしいからまた来年も同じようなケースになるかもしれない」と淡い期待を寄せるが…。オリックス関係者は今年もまた複雑な思いでイチローのプレーを見ることになりそうだ。

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