村田BCリーグ栃木入りにGナイン複雑な反応

2018年03月06日 16時30分

独立リーグ入りを決断した村田

 現役続行へ新天地を模索してきた村田修一内野手(37)のBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスへの入団が5日、正式発表された。今後は独立リーグからNPBへ復帰の道を探ることになるが、古巣の巨人ナインは元チームメートの所属先決定にも一様に複雑な反応を見せた。

 村田と三遊間でコンビを組み、オフには自主トレをともにした坂本勇は「去年も一緒にプレーして、まだまだ一軍で守備も打撃もできるプレーを見せていましたし。またどこかの声がかかると思うけど、一日でも早く一緒の舞台でプレーできるようになれば」と主将らしく毅然と話したが、表情は硬いままだった。

 他の戦友たちも同様だ。阿部は「陰ながらしか応援できないけど、頑張ってまた戻ってこられるようになったらいい」とエールを送るも多くは語らず。村田と同じ“松坂世代”の杉内も「何と言っていいか分からないけど、まずは野球がやれるってことではね。彼にはLINEしましたよ。僕も頑張らないと」と話すにとどめた。

 象徴的だったのは日大の後輩でもある長野だ。海外自主トレはもちろん、公私にわたって親交が深い長野は報道陣から村田の話題を振られると、しばし考え込んだ後に言葉をのみ込み、発言を控えた。

 巨人から自由契約となり4か月以上かかって決まった新天地にも、ナインが手放しで喜べないのには理由がある。野球を続ける環境が整ったとはいえ、村田が望む独立リーグからNPB球団に復帰した前例は少なく、ベテラン野手となるとさらに狭き門となるからだ。

 村田真ヘッド兼バッテリーコーチは「(独立リーグの)投手はチームに何かあった時にというのがあるし、捕手なら経験が買われて呼ばれるということもある。せやけど、野手はなあ…。(村田は)年齢的なものもあるしな。何とか頑張ってほしいけどな」と率直な思いを吐露。

 無論、村田が下した重い選択を誰もが尊重しているが、そうした実情を理解しているからこそチームメート、指揮官として向き合った由伸監督も「本人が決めたわけだから」と語る以上に言葉が続かなかったようだ。

 それでも坂本勇は「打破してくれると思う」と“男が起こす奇跡”に期待したが、果たして――。