大谷 日本人初!メジャー移籍1年目で開幕投手あるゾ

2018年03月05日 16時30分

キャッチボールする大谷

【アリゾナ州テンピ4日(日本時間5日)発】史上初の快挙達成か――。エンゼルスの大谷翔平投手(23)が29日(同30日)に敵地で行われるアスレチックスとの開幕戦で先発マウンドに上がる可能性が浮上した。まさかのメジャー移籍1年目、新人開幕投手だ。通常なら一笑に付されるところだが、エンゼルスのローテーションを考えると決して絵空事ではない。果たして実現するか。

 ソーシア監督は大谷の次回登板が9日(同10日)の敵地でのカブスとのオープン戦、または本拠地で組まれるメキシカン・リーグチームとの練習試合となると明かした。「翔平の次回登板は金曜日(9日=同10日)、ブルペンは水曜日(7日=同8日)に入る。金曜日は普通の試合(カブス戦)とメキシコのチームとの試合がある。(大谷が)どちらの試合で投げるかは分からない」と説明。2回2/3を投げ8つのアウトが全て三振だったブルワーズマイナーとの練習試合から中6日。4~5回(65~70球)を投げる予定だ。

 大谷が今後も中5日または中6日の間隔で先発を続けていくと、その後2試合の登板を経て、29日(同30日)に敵地で行われる開幕戦のアスレチックス戦か翌30日(同31日)の第2戦に先発登板できる。

 ただ、二刀流の調整については日本ハム時代同様、大谷の体調や調整スケジュールに左右される流動的な要素が多く、当然だが現時点では開幕投手、「確定」とは決められない。

 しかし一方では、チームにズバ抜けたクオリティーの先発投手はいない。本来なら2014年に13勝、15年に15勝を挙げたメジャー通算40勝右腕リチャーズが本命だが、16年に右ヒジの故障などで1勝止まり。昨年は9月の5試合を含めて6試合に先発しただけ。このオープン戦では2試合に投げて5回1失点だが、万全の状態で開幕に臨めるか不透明だ。

 昨季のローテーション投手だった右腕シューメーカー(昨季6勝3敗、防御率4.52)、右腕ラミレス(同11勝10敗、防御率4.15)、右腕ブリッドウェル(同10勝3敗、防御率3.64)では物足りない。ソーシア監督としても可能性を探りながら大谷を登板させることになりそうだが、チームに勢いを付ける意味でも「開幕投手・大谷」はありだろう。

 ちなみに日本人の開幕投手は野茂英雄(00、03、04年)、松坂大輔(08年)、黒田博樹(09年)、田中将大(15、16、17年)、ダルビッシュ有(17年)と5人が務めているがメジャー移籍1年目はもちろん初だ。

 大谷はこの日のロッキーズ戦を欠場し、試合前にフリー打撃とブルペンでのフォームチェックを行った。フリー打撃では36スイングして全て中堅から右方向へ13発のアーチを叩き込んだ二刀流は明日、敵地でのレッズ戦に5試合ぶりのDH出場をする。ソーシア監督は「DHとしては月曜日(5日=同6日)に打つが、その次がいつになるかは分からない。DHに関しては今後も(プホルス、カーター、バルブエナとの絡みで)柔軟性を持って考えていく」とスケジュールは決めていないことを強調した。

 実現すれば漫画のような話だが、日本ハム時代に難しいと思われていた二刀流を成し遂げた大谷だけに期待は膨らむ。