【アリゾナ州ピオリア発】パドレスの牧田和久投手(33)は4日(日本時間5日)、アスレチックスとのオープン戦で2―5の5回に2番手で登板。1回をわずか6球で左飛、左飛、三ゴロと三者凡退に片付けた。1日(同2日)の初登板では極度の緊張と投げ急ぎで1回を2安打1失点と不満だったが、2度目のマウンドは「比較的緊張もなく投げられたと思います。変化球を多めに投げるつもりでしたが、まさか6球とは思いませんでした。80点くらいですかね」と自身で合格点を付けた。ただ、少し重心が高かったという反省点もあった。

 この日の収穫はメジャーの極端なシフトを経験できたこと。左打者ジョイスに対し、三塁手のヘッドリーが二塁手の定位置に移動し、ゴロを捕球した。「ちょっと戸惑いはありましたけど、アメリカらしいというかデータ通りなのかもしれないけど、すごいなと思いました」と驚いた。