巨人 インフル渦で「前倒しのキャンプ打ち上げ」決断のウラ

2018年02月28日 16時30分

キャンプ打ち切りとなり由伸監督の胸中は…

 巨人が異例の決断を下した。球団は27日、チーム内のインフルエンザ蔓延を受け、那覇キャンプを1日前倒しで打ち上げ。感染拡大防止のための措置として、4人の罹患者以外の選手を即日帰京させ、スタッフや関係者は終日対応に追われた。

 前日26日までに戸根、吉川尚、豊田投手コーチの発症が確認されていたが、この日は山本の発症も確定し、インフルエンザによる離脱者は4人。この事態を受けて異例の「キャンプ打ち切り」が決定した。

 巨人では2014年、キャンプから開幕にかけてインフルエンザ患者を16人以上も出したことがあった。鹿取GMは「経験を踏まえて? もちろん、そう。トレーナーや監督、いろんな人と相談しながら、早めの措置ということ。これ以上(発症者を)増やしてはいけないので」と苦渋の決断に至った経緯を説明した。

 急きょキャンプの総括を求められた由伸監督も困惑の色を隠せない。もちろん、選手時代を通じ、キャンプの前倒し終了は自身にとっても初の経験だ。「どうしようもないことですからね。ただ体調管理も我々の義務のひとつ。しょうがないんだけれど、そうなってしまったことは申し訳ない」とチームを代表し、ファンへ頭を下げた。

 それでもキャンプの成果については「それぞれが頑張ってくれた。若い選手はとにかく元気もあったし、全体的に動きとしては良かった」と評価。「ただ、頑張るのは別に評価することでも、評価されることでもない。練習してきたことを、ここからは成果として少しずつ出していってくれれば」と話した。

 最後はドタバタの撤収劇となってしまったが、厳しいキャンプでメンバーの疲労がピークに達していたことも事実。「(連休となる)この2日間がいい休養になれば」と由伸監督。巨人が下した思い切った決断は、一般の会社でも一考の余地があるかもしれない。