日本ハム・宮台を直撃 東大の肩書はもう必要ないのか

2018年03月01日 11時00分

現在の胸中を明かした宮台

【核心直撃】日本ハムの新人といえば清宮幸太郎(18=早実)ばかりに注目が集まるが、もう一人気になる選手がいる。東大法学部から球界の門を叩いた宮台康平(22=ドラフト7位)だ。昨今の球界では高学歴選手の活躍は少ないものの、秀才左腕は最速150キロの直球と鋭いスライダーを武器に1年目からの飛躍を狙う。史上6人目の東大出身選手となった今、どのような目標を掲げシーズンに臨もうとしているのか。

 ――プロに入って一番驚いたことは

 宮台:一つひとつの練習メニューが考えられて作られているな、と。すべてが野球をするために作られているので無駄もない。あとは設備の充実ですね。(沖縄・国頭の)二軍キャンプ施設も含め、すべてが揃っている。大学時代が悪いというわけではないのですが、比べると全然違う。野球をやる環境としては素晴らしいです。

 ――「プロ野球選手」という実感は

 宮台:正直なところ、それはまだですね。実際にプレーしてお金をもらってはいないので。やはりプロなら試合で抑えてからじゃないと。結果を出して、初めてプロ野球選手だと思っている。その実感はもう少し時間がかかるでしょうね。

 ――キャンプ地にはポケットサイズの六法全書を持参した。休日に六法全書を読んでいた

 宮台:それは(報道陣や周囲から)求められていたんですけど(笑い)。必要に応じてやりますけど、やっていません。「自分=六法全書」はキャラなので。勉強はしてませんよ。

 ――とはいえ、東大法学部卒。野球をしながら弁護士や別の資格を取ることも可能では

 宮台:資格は大事だと思います。でも、司法試験は…難しいですからね。プロ野球をやりながらでは無理でしょう。それに今はプロになったばかり。今のところはそういう考えはないです。

 ――今季の目標は

 宮台:とにかく今シーズンは一軍で投げること。そこでプロのレベルがわかるはずなので。今、僕は二軍ですし、実際に打者と対戦して肌で感じないとわからない。正直、今の僕の中ではまだプロ野球は「テレビの中の世界」ですから。プロで何勝するとかの具体的な目標はその後ですね。

 ――東大卒のプロ野球選手というと、どこか異質な目で見られがち

 宮台:僕の場合、東大時代からメディアの方々には取材していただいたので気にはなりません。チーム内でも別に違和感はない。正直、東大卒という目で見られるのはもう慣れました(笑い)。個人的には何とも思っていません。

 ――昨年末、元ロッテで京大出身の田中英祐投手がプロ3年で戦力外となった。高学歴選手として、今後同じように注目を浴び続けると思うが

 宮台:東大卒のプロ野球選手と言われるのが嫌だったら、この世界には入ってきていません。そういうことは周りの人が決めることです。僕は普通ですけど、周りが僕を異質なものと捉えたら、やっぱり異質なものなので。周りが野球選手として認めてくれるよう、まずはしっかり野球、試合で抑えて認めていただければいいです。

 ――プロになった以上「東大」という肩書はもう必要ない

 宮台:「東大の宮台」と言われたり書かれたりするうちは、僕は「東大の宮台」なんだと思います。しっかり試合で抑えれば自然と「日本ハムの宮台」になるはず。僕の見られ方は僕が決められるわけではない。「日本ハムの宮台」と早く言われるよう、頑張っていきたいと思います。