大谷「5球すべて見送り」三振の意味は

2018年02月28日 16時30分

6回、遊ゴロに倒れ一塁へ走る大谷(右)

【アリゾナ州スコッツデール27日(日本時間28日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(23)が敵地でのロッキーズ戦に2番・DHでスタメン出場し、見逃し三振、右飛、遊ゴロで3打数無安打だった。28日(同3月1日)のブルペンでの調整を経て3月2日(同3日)にカブス戦かブルワーズのマイナーとの試合に登板する予定だ。

 相手先発は昨年10勝で開幕投手候補のグレイ。第1打席は一度もバットを振ることなく5球全てを見送っての三振だったが意味はあった。ソーシア監督は「今の翔平はストライクゾーンの確認とメジャーの投手の速さを見て感覚をつかんでくれたらいい」と話しており、メジャーで先発枠に入ってくるレベルの投手の球筋を見極めることも課題の一つ。大谷は「球がコースに来ていたので、なかなか手が出しづらかった」と振り返ったが、感じることもあったはずだ。

 野手としてオープン戦初出場となった前日は2四球に適時打と結果を出した。ただ、何もかもうまくいくわけではない。この日は3回二死の第2打席で昨年6勝の右腕ホフマンの2球目、甘いチェンジアップに反応したもののバットがボールの下に入りすぎてミスショット。右飛に倒れた。6回無死一塁の第3打席では右腕オッタビノのツーシームを引っ掛けて遊ゴロ。3打数無安打に終わった。

 結果に一喜一憂することはない。出番を終えた大谷は「2、3打席目は結果ではなく(感覚として)悪くなかったと思う。微妙なズレでフライになったりゴロになったりしている。そこは打席を重ねていくしかない」と冷静に自己分析。「まだ春先の段階なので、自分の問題なんじゃないかなと思う。どれだけ生きたボールにコンタクトできるかが今やるべきこと」と課題も分かっている。ストライクゾーンの確認作業も着々と進んでいるようで「やや外が広いのは聞いている通りなのであまりビックリするところではない。入っているなら入っているで次に手を出していけばいい」とも話す。

 野手で2試合に出場した大谷は、投手として3月2日(同3日)のカブス戦かブルワーズのマイナーとの試合に3回(45球)をめどに登板する見込み。「しっかり実戦の中でボールやマウンドに対応していくのが一番。まず自分の状態を上げていくこと。その先に打者の対応だとかが出てくる」。まずは投打で“慣らし運転”に専念する。