大谷 打者デビューで初安打初打点「ボールもたくさん見れました」

2018年02月27日 16時30分

5回一死二塁、中前に“米初安打”となる適時打を放つ大谷

【アリゾナ州ピオリア26日(日本時間27日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(23)が敵地で行われたパドレスとのオープン戦に2番・DHで打者デビュー。1、2打席とも四球後の5回一死二塁の第3打席で中前適時打を放った。昨年まで2年間、日本ハムの春季1次キャンプ地として使用していたなじみ深いピオリア・スタジアムで米国初安打、初打点をマークし、打者として出塁率10割の満点スタートを切った。

 キャンプ地とはいえ大谷にとっては初めての遠征試合。出発前に本拠地ディアブロ・スタジアムで行ったフリー打撃で30スイングして6発の本塁打(中堅2、右中間3、左中間1)を放り込んだ大谷は初回、昨年4月6日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来となる「2番」でオープン戦初打席に立った。

 メジャー通算28勝の先発右腕ライルズの2球目、内角高めの速球を強振(空振り)したものの、あとの5球は見送って四球。3回一死の第2打席でも中継ぎ左腕バウマンから四球を選び、続くフレッチャーの2球目の暴投ですかさず二進した。初盗塁とはならなかったが、スライディングも含めた走塁センスを見せつけた。

 そして迎えた5回一死二塁の第3打席。大谷は3人目の初対戦投手となったマイナー招待右腕マイケル・マリオットの初球149キロストレートを果敢にスイング。見事に捉えた強烈な打球は二遊間を抜け、二塁走者ヤングジュニアが生還。大谷はオープン戦初安打&初打点をマークした。

 全3打席で出塁して出番を終えた大谷は「結果が出て良かったというのもありますけど、四球が2つ取れたことも良かった。右、左(投手の投球)をしっかり見極めながらいい打席が多かった。(最初の2打席で)ボールもたくさん見れましたし、一打席一打席いい打席だった。今日よりいい打席を明日以降もつくっていきたい」と満足げ。初安打に浮かれることなく、最初の2打席でタイプの違う左右の投手から球筋を見極めて選んだ四球を自己評価した。

 メジャーで打者としても成功するためには、日本とは微妙に異なるストライクゾーンにアジャストする必要がある。そのためにも場数を踏むことが必要だ。実際、前の2打席を生かす形で、第3打席では「(走者が)得点圏だったので積極的にいきました」。すぐに結果で対応力を示した。

 例年、打者としての仕上がりのほうが早かった。「今日もすごく楽しかったですし、いろいろ勉強になることがたくさんある。右左それぞれやりましたし、走者がいる、いない場面を両方やれたので内容も濃かった」。投手デビューでは課題を残したが、打者としては満点のスタートを切った。