東浜に“投げ込み制限令”

2013年02月02日 11時24分

 ソフトバンクのドラフト1位・東浜巨投手(22=亜大)に“投げ込み制限令”が出された。宮崎キャンプ初日となった1日、鷹の黄金ルーキーはさっそくブルペン入りすると56球を投げ込んだ。投球に対する評価はまずまずだったが、首脳陣からはフィジカル面について厳しい指摘があがった。今後は投球よりも下半身の強化を最重要テーマに練習していくことになり、調整の遅れが心配される。

 注目のルーキー・東浜が早くもベールを脱いだ。王会長、秋山監督らの見守る前で捕手・高谷を座らせて56球。「気温も低かったですし、今日は球数を抑えました。自分の感覚を確かめながら投げました」と話した。オール直球だったが、投球に対する評価は上々。郭投手コーチは「球の回転がよくて、落ちそうで落ちない。フォームのバランスもいい。さすが注目の投手という感じですね」。だがフィジカル面に関する首脳陣の見方は厳しかった。「体ができてきたら投げられるんだろうなという感じ。根本的に体が強くないからね。土台からになる。投げられる状態になったら(本格的な)投げ込みをさせるけど、体幹とか、下半身の強化をしながらになる」(高山投手コーチ)

 今年の注目ルーキー。周囲の期待に応えようとオーバーペースで練習を行い、故障されてしまっては元も子もない。王球団会長も「今どれだけ投げられるかじゃない。シーズン始まってからが仕事だからね。むしろ、こっちがブレーキをかけるくらいじゃないと」。今後は投球数を厳しく制限しながら、体づくりを中心とした練習に取り組ませる。

 大学時代には積極的な投げ込みで調整を続けてきた東浜にとっては予想もしない“投げ込み制限令”だろう。だがここで無理をするわけにはいかない。「昨日、自分のペースでと言われました。そこは高山コーチがしっかり指導してくれるみたいなので」と、首脳陣の方針に従う。

 フィジカル面の強化がスムーズにいかない場合、調整スケジュールはどんどん遅れ、開幕一軍入りは難しくなる。昨季のドラフト1位・武田のように、一軍昇格がシーズン途中までずれ込む可能性もある。