楽天キャンプ地争奪戦の切り札

2013年02月04日 16時00分

 早くも場外戦が始まった。今年の楽天の2次キャンプ地で、阪神も虎視眈々と狙っている沖縄・金武町の争奪戦だ。

 

 2月1日のキャンプインを久米島で迎えた楽天は、今年も一軍が15日から金武町へ乗り込む。使用する金武町ベースボールスタジアムは昨年、阪神二軍との争奪戦を制し確保した球場。星野監督がユニホーム姿であいさつに訪れるなどして、同町の儀武(ぎぶ)町長のハートをガッチリつかんだことで、キャンプ地として利用することができた場所だ。

 

 ただ、いくら指揮官と町長の信頼関係が強固といっても、楽天が金武町をキャンプ地とし続けられる保証はなく「いつ阪神やほかの球団が使うようになってもおかしくない」(球団関係者)という。

 

 そんななか、楽天側は“切り札”として三木谷浩史オーナー(47)が立ち上がる。球場がある米軍・ギンバル訓練場跡地は、沖縄北部特別振興対策事業の一環として総工費約18億円をかけてスポーツ施設に生まれ変わる土地。昨年は球場だけが完成した状態だったが、併設するようにサッカー場も建設されていた。そこで、この施設を三木谷氏がオーナーを務めるJ2神戸のキャンプ地として野球とサッカーで楽天が“占領”してしまおうというのだ。「敷地内にはホテルも建設されるらしいし、うまくいけば2、3年後には“楽天タウン”になっているでしょう」(別の球団関係者)

 

 金武町でのキャンプ初日となる16日には三木谷オーナーが視察に訪れる予定。町との懇親会も同日に行われるため、オーナー自ら計画のダメ押しをすることになりそうだ。