エンゼルス大谷の150メートル弾3発に歓声

2018年02月23日 12時00分

大谷が放ったと思われる場外弾のボール

【アリゾナ州テンピ22日(日本時間23日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(23)のオープン戦初登板が24日(日本時間25日)のブルワーズ戦に決まった。ブルペン後、マイク・ソーシア監督(59)から伝えられたもので、大谷は「一歩進めた。段階を踏みながら全力で抑えにいきたい」と決意を語った。練習の最後に行われたフリー打撃では推定150メートルの衝撃弾を連発。ファンの度肝を抜いた。

 大谷がエンゼルスのキャンプ地ディアブロ・スタジアムの“開幕投手”に指名された。この日、大谷はブルペンで30球を投げた。実戦登板の時期について「実際に投球を見てから考える」と結論を保留していたソーシア監督だったが、投球を確認するなりナギィ投手コーチと大谷のもとへ。直接、24日の先発を告げた。

 練習後、大谷は「これで一歩進めたので(メジャー昇格に)前進したなという感じ。それはそれでいいんじゃないかなと思う」と笑顔を見せた。2回、30~40球をメドに投げる予定だが「初めての環境での先発なのでおそらく思い通りにいかないことがたくさんあると思う。それを踏まえて前進できるような内容を自分で確認しながら試合に臨みたい」と語った。

 全米が注目する二刀流だが、現在の立場はメジャー40人枠から外れたマイナー契約の招待選手。ここからアピールしていかなければ、開幕を3Aや2Aで迎える可能性もゼロではない。大谷は自らの立場を理解したうえでこう口にした。

「もちろん抑えにはいきます。ただ物事には段階があるので一つひとつクリアしていくことの順序があるので、何を優先するのか。その中で全力で抑えにいきます。ここからが本当の勝負だと思いますので、実戦の中でしっかり結果を出しながら、勝ち取るところは勝ち取りにいきたいと思う。その中で出てきた課題を潰しながら開幕に向けてやっていきたいと思います」。指揮官は「投手大谷」から二刀流をつくり上げる方針を打ち出しているだけに、調整具合だけでなく内容も求められることになりそうだ。

 ブルペン後、メイン球場に移った大谷はフリー打撃で圧巻のバッティングを披露した。30スイング中6本が柵越えしたが、うち3本が中堅にそびえる高さ約9メートルのスコアボードをはるかに越える、推定飛距離150メートルの超特大弾。これにはスタンドにいたファンから大きな歓声と拍手が上がった。

 さっそく米メディアから「素晴らしいショーだった」と称賛された大谷だったが「風もあると思う。徐々に状態も上がってきているしチームメートと和気あいあいと練習できているのもいいと思う」と淡々としたもの。規格外の二刀流がまずは投手で実戦の場に登場する。