【アリゾナ州テンピ発】エンゼルスの控え捕手、レネ・リベラ捕手(34)が21日(日本時間22日)、大谷翔平投手(23)の練習姿勢を称賛した。

 19日(同20日)のブルペン投球で初コンビを組んだリベラ。メジャーのボールに慣れないせいか、カーブなどの制球に苦労している大谷について「確かに日本との違いはあるのかもしれない。ただ彼はとても頭がいい選手なので、徐々に慣れていくと思う」と個人的見解を語った。

 2001年のドラフト2巡目でマリナーズ入りしたリベラは、マイナー時代のキャンプからイチロー、佐々木主浩ら日本人選手の野球への取り組み方を見てきた日本通だ。「僕はイチローや佐々木とプレーをしてきたので、日本の選手が練習にどんな姿勢で向かい、取り組むのかを知っている。大谷の練習への姿勢、向上心が強いところも素晴らしいし、それでいて米国式を習おうという意欲もある」と大谷を評価する。

 そして「大谷は捕球時のミット音を好むし、構えのミットの位置についてもいろいろ話をしている。できるだけ彼がやりやすいように協力してあげたい」と語るリベラは、大谷の持ち球にメジャーで主流のツーシームを加えるべきかの質問にこう見解を述べた。

「彼の場合、カーブもスライダーもあるし(速球は)フォーシームで大丈夫だと思う。シンカー(ツーシーム)を使う必要はない。三振を取るためにフォークもある」

 エンゼルスの正捕手・マルドナドは昨年のア・リーグゴールドグラブ捕手で、控え捕手は日本通。投手・大谷の援軍は頼もしい。