【核心直撃】今オフ、FAで日本ハムからオリックスに移籍した増井浩俊投手(33)。すでに守護神起用を通達されるなど、昨季まで抑えだった平野佳寿投手(33=ダイヤモンドバックス)の穴埋め役としての期待もかかる。新天地の居心地をどう感じているのか。直撃した。

 ――古巣と比べて

 増井:いい意味でイメージ通りだったというか。違和感はないというか。(日本ハムと同じように)全体的に若いチームという感じを持っていましたから。自由にやらせてもらっていますし。居心地はいいですよ。

 ――練習メニューなどの違いに戸惑いは

 増井:違うこともありますけど、自分の中で(キャンプ中に)やりたいことは一緒。強化しないといけないところは、毎年課題を持ってやりますから。練習量はこっちのほうが多いですよ。日本ハムでは若い選手でも結構、練習メニューや調整に関しては各自の判断に任されていた。その点、ここは基礎練習とか体幹強化とか、やるべきことをしっかりとこなす。もし僕がFAじゃなかったら、結構大変なんだろうな、とは思います。

 ――特別扱いみたいなものを感じている

 増井:特別というか、これまでのこと(経験)もあって、好きなようにやらせてもらえるのはありがたい。トレーナーさんとかも、すごく気を使ってくださるので。自分をよく見てくれる感じがあり、居心地はいいです。もう若くないですしね。FAで移籍して良かったなと思います。

 ――守護神を言い渡され、今季40セーブを目標に掲げているが

 増井:(抑えは)自分がやりたいというか、自分の役割だと思っていたので。期待に応えられるようにやるだけです。

 ――あえて不安、心配な点を挙げるとすれば

 増井:う~ん、どうでしょうかね。(キャンプ地の宮崎が)寒いことですかね(笑い)。でも、頑張っていきますよ。