【アリゾナ州テンピ発】エンゼルス・大谷翔平投手(23)が、投手組のキャンプインからちょうど1週間目となった21日(日本時間22日)、ようやくチームバッグを“デビュー”させた。

 この日、朝のミーティングが終了し、グラウンドに出てきた大谷の肩にはエ軍のチームロゴ入りのスポーツバッグがかけられていた。すでにチームメートはキャンプ初日から使用しているのだが、ニューカマーの大谷は細かいところまで気が回らず、チームからの支給品にバッグがあったことを知らなかった様子。クラブハウスで選手の身の回りの世話をする「クラビー」に促され、ようやく大事な商売道具を詰めたバッグが本来の役割を果たしたというわけだ。

 前日までグラブやバットを両手に抱え、いそいそと練習グラウンドに向かっていた大谷の両手はようやくフリーになった。少しずつ新しい環境にも慣れ、不安も軽減されているようだ。