ついに怪物が目覚めた。日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎内野手(18=早実)が21日、かいぎんスタジアム国頭で右手親指のけが後初のフリーバッティングを行い、57スイング中14本の柵越えを放った。
集まった大勢のファンからどよめきが漏れた。アップを終え、バッティングケージに入った清宮は打撃投手、マシンの両方から快音を連発。計57スイングで3連発を含む14本の柵越えを放ち、うち5本は場外弾。
この日最長となった推定飛距離130メートルの一発は軽々と防球ネットを越えると球場後方の芝生で大きくバウンドし、さらに奥の駐車場に止めてあった車を襲った。“打球の雨”を恐れ?車を移動させる人まで出たほど。いきなりのフリー再開で、完全復活を印象付けた。