14年ぶり二軍キャンプスタートの内海 黙々と反撃の牙研ぐ「過去は関係ない」

2018年02月21日 16時30分

内海の巻き返しはあるか

 巨人のベテラン左腕は輝きを取り戻せるか――。プロ15年目を迎えた内海哲也投手(35)は今年、新人以来14年ぶりとなる二軍で春季キャンプをスタートさせた。現在も若い一軍ナインが沖縄で汗を流すなか、宮崎で黙々と調整に励んでいる。チームが急速に若返りを進めるが、元エースは何を思うのか。崖っ縁の左腕が復活を本紙に誓った。

 チームが6年ぶりのBクラスに沈んだ昨季は内海にとっても厳しいシーズンとなった。開幕ローテにこそ名前を連ねたものの、次第に調子を落として脱落。登板と登録抹消を繰り返しながら12試合に先発し、2勝7敗、防御率5・77という悔しい成績に終わった。そんな左腕を一軍が沖縄へ去った宮崎で直撃すると「全然、結果を残していないから、これも当たり前の現実だと思いますよ」との答えが返ってきた。

 年明けの自主トレは同じく再起を図る山口鉄、後輩の今村と沖縄へ。シーズン通して安定したコンディションを維持するため「やり過ぎず、やらなさ過ぎず、ちょうど良く」と無休トレを続け、調整は順調という。「僕は完璧な選手にはなれないですから。(菅野)智之のような投手だったら違うと思うけど、下手くそだし、積み重ねでやっていくタイプ。それは今年だからとかいうのではなく、毎年反省点を改善して、生かしていこうというのは変わらない」

 ただ周囲からは年齢的な衰えを指摘する声も年々増えてきた。それでも内海は「そりゃしょうがないでしょう。みんな経験してきていることだし、老いてきたと言われても『そんなことない』とは言えない。現実なんで何を言われても仕方がないですよ」と笑い飛ばす。世代交代の波が押し寄せているが「自分がしっかり結果を残せば、嫌でも僕を使ってくれるだろうし。もし使ってくれなかったらしょうがない。それぐらい割り切ってやっていますよ」。

 背水の立場は重々承知している。「自分がやれることをやって、機会を待つという立場だから。チームがどうこう言っていられないし、自分がしっかりして、呼ばれたときに結果を一発で出せる準備を今はするだけ。シンプルに。過去とかは、もう関係ない。まあ、ボチボチ頑張りますよ」。前を向いて黙々と牙を研ぐ背番号26に、復活の舞台は巡ってくるか。