「宮崎キャンプ60年記念ジャイアンツVSホークスOB戦」(10日、サンマリンスタジアム宮崎)、巨人の“最強職員”が驚がくのグランドスラムだ。

 1―1の3回一死満塁で打席に立ったのは昨季限りで引退し、球団のスカウトに転じた堂上剛裕氏(32)。ホークス3番手・若田部氏から右中間スタンドへライナーで飛び込む決勝満塁弾を放った。

 現役選手さながらの一打に、親のような年代のレジェンドOBも大興奮。昨秋に戦力外を通告した鹿取GMを指さし「なんで切ったんだ!」とヤジが飛んだという。

 大先輩たちから「まだまだできるぞ」と声をかけられた堂上氏は「恐れ多い中で試合に出させていただきましたが、結果を恐れず打席に立てました」。今後はスカウト1年生として金の卵を探して全国を飛び回る。