【アリゾナ州テンピ9日(日本時間10日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(23)が前日に続き、エンゼルスのキャンプ地であるディアブロ・スタジアムに隣接するマイナー施設でマイナーリーガーらとともに午前10時過ぎから自主トレを行った。専属通訳を務める水原一平氏(32=前日本ハム)らとともにグラウンドに現れた大谷はチームカラーの真っ赤なアンダーシャツに短パンというラフな練習着姿で打撃ケージへ直行。コーチらしき人物の投げ込む球を4人が一組となり、1人8球程度ずつ回し打ちするメジャー式の打撃練習を約30分間続けた。

 日本ハム時代と同様、最初はポイントを確かめるように逆方向へ。徐々に力を入れて中堅から右方向へ強く大きな飛球を打ち上げた。気温25度を超える強い日差しの中、最後の打席では2本の柵越えを放った。運よくこの打撃練習に遭遇した「札幌から翔平の応援に来ました」という女性3人組がお宝をゲットした。

 マイナー契約の大谷は「投手・DHの招待選手」として14日(同15日)からのメジャーキャンプに参加。球団は初日の練習後に近隣のリゾートホテルでエプラーGMとともに記者会見を行うと発表した。通常は球場の施設内で行うだけに超VIP待遇だ。まずはメジャー昇格の前提となる40人枠入りを目指す。