若手帯同の海外自主トレ費用を全額負担!菅野の1000万円自腹伝説

2018年02月05日 16時30分

投手陣をけん引する菅野。グラウンド外でも懐の深さを見せた

 太っ腹伝説の誕生だ。巨人・菅野智之投手(28)が4日、ブルペン入りし、習得中のシンカーを織り交ぜ投球練習を行った。すでに2年ぶりの開幕投手が決まり、選手会長にも就任したエースの自覚はずぬけたもの。今オフに全額自腹を切った海外自主トレにも決意がにじみ出ており、その推定総額も驚がくの数字だった。

 宮崎キャンプの第1クール最終日となったこの日、キャンプ地周辺には風速10メートル以上の強風が吹き荒れたが、菅野をはじめ多くの投手陣がブルペンに集結。由伸監督も視察に訪れた中、今キャンプ2度目のブルペン入りとなった菅野は50球を投げ「シンカーのスピードを含めてチェックしていた。軌道も安定していた。理想とするスピードからマイナス10キロぐらいで投げられた」とさらに手応えをつかんだようだった。

 昨季、自身初の沢村賞に輝くなど日本球界で突出した存在となりつつある。それでも進化を続ける菅野に、指揮官も言うことなし。「前回も今日もあまり菅野を見ていない。もう見なくても信頼していますし、安心しているので」とし「本人とも話をしていますし、菅野もそこに向けて調整してくれていると思っている」と改めて開幕投手を明言した。

 投手陣をけん引する菅野の責任感も人一倍で、チームスタッフによればハワイでの自主トレ費用は全て菅野が自腹を切ったという。その金額たるや、従来の自主トレとは比較にならない。エースの元には2年目の畠のほか宮国や桜井、中川などチーム最多5人の若手投手が集まった。

 費用は1人当たり往復50万円近くに上る渡航費をはじめ、2つの寝室付きで2人1組で泊まった3部屋分の宿泊費。さらに、全て外食だった1日3食の食事代を6人分…。1か月強に及んだ滞在中、菅野は若手5人に大量の高級ステーキなどを振る舞い、昨季から8キロアップした宮国を筆頭に全員が3キロ以上の増量に成功した。その他、現地でのレンタカー代などの経費を挙げればキリがないが、総額はザックリ見積もっても1000万円を超えるとみられる。

 こうした太っ腹エピソードの思いはただ一つ。若手を底上げし、4年ぶりのV奪回を果たすことだ。エースの恩に報いるためにも“菅野チルドレン”は結果で応えるしかない。

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