【アリゾナ州スコッツデール28日(日本時間29日)発】日本ハム・清宮幸太郎内野手(18=早実)が9時間半の不眠フライトの末、キャンプ地アリゾナに初上陸した。

 成田20時発の予定だったが、チャーター機に不具合が発生したため急きょ機体を変更。出発時刻は大幅遅れの22時22分となった。そのため現地フェニックスのスカイハーバー国際空港にチーム便が到着したのは予定を1時間半以上オーバーする15時53分。チーム一行はほうほうの体のまま、バスでキャンプ地となるソルト・リバー・フィールズの施設見学に直行した。

 約1時間半の施設見学とミーティングを終えた清宮は「どこもすごい奇麗でメジャーの施設はすごいなと思いました。まず、こういう環境に慣れることが大事かなと。そういうことに徐々に慣れていってあとは体の状態がいいところまで上がればいいかな、と思う」と少々疲れた表情でアリゾナの第一印象を語った。

 機内では「全然眠れなかったです。(時差ボケは)普通に。いい感じかなと思う。今は全然眠くないです。(機内では)映画を観ていた。洋画ばかりです」などと先輩ナインらと過ごした緊張の9時間半を振り返っていた。

 清宮らナインは29日から3日間、現地で時差ボケ調整も兼ねた自主練習を行った後、2月1日(日本時間2日未明)に12球団で最も遅いキャンプインを迎える。