広島キャンプに“隔離部屋”

2013年01月30日 16時00分

 広島がインフルエンザ対策のために、キャンプで“隔離部屋”を作る。

 例年、一軍が1次キャンプを行う沖縄市営球場が改装工事のため使えず、今年は一、二軍とも最初から宮崎・日南でキャンプを行う。ここで気になるのが沖縄と日南の気温差だ。当然、日南のほうが沖縄よりも寒いに決まっており「それだけインフルエンザにかかる確率が高くなるのではないか」(チーム関係者)。

 そこで隔離部屋だ。選手宿舎とは違うホテルなどに一室を確保。不幸にもウイルスに侵された選手が出た場合は「すぐに隔離し、完治するまでの1週間くらいは缶詰にする」(球団幹部)。練習は休みにし、食事はすべてその部屋で食べさせる。当然のことながら、他の選手との接触はいっさい禁止。感染者が出ることをあらかじめ想定して隔離のための場所を用意するのは、赤ヘルでは初めてのことだ。

 首脳陣や選手、関係者は昨年末にインフルエンザの予防接種を受けている。またキャンプでは球場や宿舎の入り口に消毒液やうがい薬を常備し、選手やスタッフに手洗い、うがいを義務づける。とはいえ予防接種も手洗いなども絶対とはいえない。

 春季キャンプは22年ぶりのリーグ制覇に向けての土台を作る大切な場だ。球団では「隔離部屋」以外にもさまざまな手を打ち、選手が滞りなく調整できるようにしていくつもりだ。