一本足打法の片平晋作氏死去 大友進氏が語る恩人の熱血エピソード

2018年01月23日 16時30分

死去した片平晋作氏

 プロ野球の西武などで活躍した片平晋作氏が22日午前9時58分、膵臓がんのため亡くなった。68歳だった。

 片平氏は1971年のドラフト4位で東京農大から南海に入団。上宮高時代から王貞治の一本足打法に憧れプロ入り後もユニホームの着こなしからしぐさまで王をまね、徐々に頭角を現した。82年に2対2のトレードで西武に移籍するとライバルだった田淵幸一を指名打者に追いやり一塁のポジションを奪った。勝負強い打撃で82、83年の連続日本一に貢献。その後、87年に大洋に移籍し89年に現役を退いた。

 引退後は西武に戻り一、二軍打撃コーチ、二軍監督、編成部長を歴任。13年には女子野球のイースト・アストライアで監督として指揮を執った。その後はCS放送などで野球解説者を務めた。

 本紙評論家の大友進氏は片平氏との思い出をこう語った。

「ボクがプロ1年目に一軍に上げてくれた二軍監督。当時、佐々木誠さんがケガをしたタイミングだった。片平さんはシーズンが始まってまだ2か月だった新人に『代役としては難しいけど思い切りアピールしてこい!』と送り出してくれた。グラウンドでは勝負にこだわる厳しい、熱い方でした。当然、二軍の練習は長くてしんどかった。もう二度とファームに落ちたくないという気持ちで必死に一軍にしがみつきました。ボクにとっての恩人です。ご冥福をお祈りいたします」

 また片平氏は2度目の二軍監督時代(08~09年)、寮で猫を飼うなど無類の猫好きとしても選手に知られていた。

  通夜は29日午後6時〜7時、葬儀・告別式30日正午〜13時に昌平寺別館(埼玉県所沢市西新井9ー6)で行われる。