西武は12日、チームOBであるホセ・フェルナンデス氏(43)と1月1日付で編成部国際業務駐米担当契約したことを発表した。

 ドミニカ出身のフェルナンデス氏は2003年にロッテでNPBキャリアをスタート。しかし、当時バレンタイン監督の評価が低く、翌04年に西武に移籍すると右腕骨折で前半戦を棒に振った主砲カブレラの穴を埋め、打率2割8分5厘、本塁打33本、94打点の活躍で公式戦2位からの日本一に貢献。続く05年はカブレラが4番に復帰。同じ三塁のポジションに当時成長株の中村剛が出てきたことでDHに回り、打率2割9分3厘、26本塁打、84打点をマークした。

 その後は楽天(06〜08年)、オリックス(09年)を経て再び10年6月に西武に復帰。11年には国内FA権を取得し、日本人選手扱いとなった12年に楽天、13年7月からオリックスとそれぞれ古巣に復帰している。NPB11年での通算成績は1253試合で打率2割8分2厘、206本塁打、772打点。