Gナインが設定した巨人の“裏スローガン”

2013年01月27日 14時00分

 巨人の阿部、内海ら主力ナインが26日、春季キャンプに先だって27日から始まる一軍の選手合同自主トレのため宮崎入りした。リーグ連覇と2年連続日本一を目指すG軍の今年のスローガンは「躍進」だが、チームにはそれとは別に“裏スローガン”があるという。その中身とは――。

 

 

 原監督は昨季「躍動」を掲げて日本一に輝いたことから「これを深め、新化、前進させたい」という思いを込め、今季は「躍進」がスローガンに決まった。しかし、チーム関係者は「チームの中ではあまりこういう言葉は響いていない。逆に毎年スローガンが変わることに違和感を感じているんです。『社訓が毎年変わる』ようなイメージなんですよね」という。


 一方、ナインや関係者の間では、こんな話が持ち上がっているという。「監督の口から絶対に言わせたくない『NGワード』がある。それが出ることがないように勝ちまくっていこう、となっている」(関係者)。その言葉は「日本一」ならぬ「日本二」だ。


 実は、原監督が普段口にするお決まりのフレーズだそうで「監督は日本一という言葉を多用したがらないんです。たとえば、自分の中で一番うまいと感じたものを食べても『日本一うまい』とは言わず『日本二だね。日本一はまだどこかにあるかもしれないから』と」(別の関係者)。


 選手としては、原監督に「日本一にはなったけど、実力的には日本二だな」などといわれては面白くない。そこで「原監督に『日本二』と言わせないような戦いをしよう」を
“裏スローガン”に設定し、一致団結している。


 昨年は圧倒的な勝ちっぷりを見せ、指揮官に「日本一のチーム」「巨人軍の歴史の中でもさん然と輝く選手達」といわしめた。だが今季はいつ「NGワード」が出るわからない。「ミーティングとかでも、監督は基本的にほめることがない。むしろ厳しい言葉をいうことで、選手を奮い立たせるタイプ」(あるナイン)というだけに油断はできない。今年のGナインは「日本二」封印をモチベーションに、隙のない戦いを繰り広げる。