甲子園球場の外野フェンス際アンツーカー部分の改修工事が9日、本格的にスタートした。フェンス際の幅60センチの赤土部分がなくなり、人工芝に変更される。甲子園のフェアゾーンに人工芝が使用されるのは初の試みだ。

 阪神園芸関係者は「赤土だと雨のときに流れてしまい、撤去することが必要になる。全ての作業を効率よくするため。選手も違和感はないと思う」と説明。人工芝は赤土の色と同じものになるという。

 昨年は、10月15日に行われたクライマックス・シリーズ(CS)ファーストステージ第2戦での“雨中決戦”が注目されたが、この試合以前から人工芝の導入は決まっており、1月下旬に工事は終了する予定だ。3月のオープン戦で、生まれ変わった甲子園球場がお披露目される。