日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18=早実)が8日、千葉県鎌ケ谷市にある選手寮へ入寮した。

 母・幸世さんの運転する車で午後1時30分ごろ到着した清宮。多くの報道陣が集まったが「(報道陣の多さに)慣れたというわけではないですが、本当にたくさん来ていただいたのはうれしいですし、自分のモチベーションにもなります。ありがたいです」と貫禄たっぷり。「早く環境に慣れて、早くファイターズの一員としてやっていきたいという思いがあります」と笑顔で語った。

 悲しい出来事もあった。年末年始に父方の祖父と母方の祖母が相次いで死去したが「寂しかったんですが、ちゃんと入寮前にお別れできました。天国で見守ってくれてると思うので」と着丈に振る舞った。「恩返しはプレーで? 絶対そうですね。(祖父母が)フェンス際の打球をちょっと押してくれればな、と」とはにかみながら語った。

 清宮ら新入団選手は、9日から新人合同自主トレを開始する予定だ。