オリックスの長村裕之球団本部長が新年早々“闘犬”並みに吠えまくった。オリックスと京セラドーム大阪の合同年賀式が5日、京セラドーム内で行われ、湊通夫球団新社長が「勤勉さと情熱の2つを持って取り組んでもらいたい。能動的に動き、自分との戦いに勝つこと」と社員とチームにハッパをかけた。だが、それ以上に手厳しかったのは長村本部長だ。

 3年連続Bクラスに甘んじていることで「物足りんからBクラスにいる。物足りんから弱い。心技体が去年と同じならまた同じ結果になる。Aクラスはそんなに簡単なもんやない。執念を持たないと激戦のパ・リーグを勝ち抜けない」とまくしたて「土佐犬みたいに食らいついたら放さない。今年は戌年で私も年男。あきらめずに食らいついていく」と巻き返しへの決意を熱く語った。

 また、長村本部長はマーリンズをFAとなり、移籍先が未定のイチローについて「受け皿はあるし、日本でやるならウチでしょう。でもそこは本人の意思。メジャーで1年でも長くやりたいんだから」とイチローの意思を尊重する姿勢を改めて示した。