楽天新助っ人に“欠陥契約”発覚

2013年01月29日 16時00分

 楽天の新外国人ケイシー・マギー内野手(30=前ヤンキース)に対し、周囲から早くも不安の声が上がっている。

 

 まだプレーする姿さえ見せていないのに、なぜ新助っ人はイチャモンをつけられているのか。その理由は契約内容にある。チーム関係者によれば「契約条項の中に『本人の許可なしに二軍に落とさない』という項目がある。巨人との争奪戦に勝つため、やむをえなかったようだけど。『本当にちゃんと働くのか?』という声は多い」。

 

 マギー獲得の背景には巨人とのシ烈な争奪戦がある。先に交渉していたのは楽天だったが、獲得を狙う巨人がそこに割って入ったことで大混戦。一時は巨人がメディカルチェックを済ませるなどマギー側と契約寸前にまで持ち込んでいた。

 

 敗戦濃厚の中、楽天のデリック・ホワイト米国駐在スカウトが奥の手を敢行。マギー本人に「このままおまえが巨人に行ったらオレがクビになってしまう」と泣き落とし作戦に打って出たのだ。これが功を奏したのか、楽天サイドはマギーを振り向かせることに成功。しかし、その“代償”として「巨人に獲られまい」と前出の条件を了承してしまったのだという。

 

 この条項はメジャーではよく盛り込まれる契約内容とはいえ、楽天の現場にとっては思わぬ足かせとなりそう。そもそも星野監督は「外国人を甘やかすとろくなことはない。あいつらは働かなくなるんや」と助っ人への複数年契約などの優遇措置を嫌っているからだ。もしマギーが期待はずれに終わるようなことになれば、闘将が「だから言ったやろ!」と怒り狂うのは目に見えている。多くの関係者が、新助っ人の活躍を祈っているのも当然といえそうだ。