ブランコ早くもDeNAナインの心つかんだ

2013年01月29日 16時00分

チームメートと握手を交わすブランコ

 DeNAのトニ・ブランコ内野手(32=前中日)が新天地で早くも“懸案事項”を解決し、自らの株を急上昇させた。新大砲は自主トレ中の主力選手たちと横須賀市内のベイスターズ球場で対面。新しいチームメートの面々とあいさつを交わす中、もっとも表情を緩ませたのは守護神・山口から直々に謝罪を受けた時だった。

 

 昨年7月8日の公式戦(ナゴヤドーム)で左手に死球を受けた山口からの謝意にブランコは「誰でもミスはある。謝ってくれたのは自分をリスペクトしてくれている証拠。一緒にやれるのはうれしい」。過去のイザコザを笑顔で水に流すと、約4時間の猛練習に汗を流した。

 

 器の大きさとヤル気を見せつけたブランコについて、その場にいた選手たちは「マジメだし大人」「ものすごい迫力。頼もしい」などと大絶賛。早くも「ブラちゃん」の愛称が浸透し、いきなり“合流初日”でブランコが新天地に溶け込んだ。

 

 ブランコ人気が高まる一方で4番争いのライバルと目されるラミレスは同球場に姿を見せずマイペース調整中だ。この日は宜野湾キャンプの一、二軍メンバーの振り分けが発表され、新戦力を見極める方針からラミレス、中村らベテラン勢の二軍スタートが正式に決定。コーチの1人が「ベテランの仕上がりが遅ければ一軍合流を遅らせる」と話したように、ラミレスの昇格は早くても2月中旬以降となる見込みとなった。

 

 ブランコがライバルの居ぬ間に一軍で首脳陣や主力選手たちの評価をどんどん上げれば、ラミレスの4番の座は危うくなりそうだ。