【プロ野球大将 面倒見のいい大将:斎藤佑樹投手(日本ハム)】今年も本業ではパッとしなかった。5月31日のDeNA戦で5回0/3を1失点と好投して623日ぶりの白星を手にしたものの、終わってみれば1勝どまり。最近3年で見ても29試合の登板(先発は16度)で2勝7敗、防御率5・74と冴えない。

 ただ、本紙への貢献度は多大だった。抑えようが打たれようが、東スポWebでアップされた記事のアクセス数はすべて上位にランクイン。それどころか、キャリアのない新人記者の取材にも真摯に向き合い、話しにくい「去就」や「女」といったテーマでのインタビューにも快く応じ、記事が紙面で大きく扱われると「良かったね」と“褒めて伸ばす”兄貴ぶりまで発揮してくれた。

 母校・早実の後輩、清宮幸太郎内野手が歴代最多とされる高校通算111本塁打の実績を引っさげてドラフト1位で入団した。言葉だけでなく背中で引っ張るためにも、来季は本紙で名前を募集した新魔球を武器に本業でも大活躍してほしいものだ。