巨人から自由契約となった村田修一内野手(36)が26日、新生児集中治療室(NICU)がある神奈川県立こども医療センターを訪れ、新生児やその家族を激励した。

 2006年に生まれた長男・閏哉(じゅんや)君が早産による未熟児だったことをきっかけに、同施設への慰問や、1安打につき1万円を寄付する「ささえるん打基金」などの新生児医療支援に取り組んできた。

 この日は35人の新生児と触れ合い、今季放った100安打分の100万円を寄付。「今年で10年目。長男が生まれた時から入院してお世話になった。ここまで続けてこられたのは病院関係者、家族の支えがあってこそ」とあいさつした。

 村田自身の移籍先は、年の瀬を迎えても決まらないまま。新生児に送った色紙には「共に頑張ろう」とのメッセージをしたため「僕個人、これからどうなるか分からないですが、前を向いて進んでいくのが皆さんの励みにもなると思う。下を向かずに前を向いて、共に頑張っていきましょう」と言葉を送った。