人気ラーメン店 大谷のメジャー生活を支援

2017年12月27日 11時00分

栗山監督(手前)に“別れの一球”を投じた大谷

 日本ハムからポスティングシステムによりエンゼルス移籍が決まった大谷翔平投手(23)が25日、5年間活躍した札幌ドームでお別れ会見を行った。球場は無料開放され、本人の希望でグラウンドにはステージを設置。集まった多くのファンが二刀流の活躍を祈る喝采を送ったなか、北海道発祥のある全国的企業が大谷のバックアップに名乗り出ていることが判明した。

「ロング・タイム・ノー・シー…」の英語あいさつから始まったファン1万3000人への公開会見。大谷は日本ハムでの5年間を「野球だけに没頭できた5年間だった。その環境を与えていただいた球団やファンの皆さんに感謝しています。自分の目指す方向に成長できたと思います」と振り返り「今日実感しているのは、これだけの人に来てもらって、僕が入団した時にはなかった後押しだと思っている」と感謝した。

「ここで教えられたことを、向こうでも継続してやりたい。個人的に頑張るのではなくて今までお世話になった人の思いを一緒にプレーに乗せて、一生懸命頑張りたいと思う」と新天地・エンゼルスでの活躍を改めて誓った。

 そんな大谷を現地・アナハイムで後方支援しようと待ち構える北海道発の異業種サポーターがいる。本店を旭川に置く道内発のラーメンチェーン「らーめん山頭火」だ。

 山頭火は日本国内に17店舗、海外には北米、東南アジアを中心とした8つの国と地域に合計39店舗を構えるグローバルラーメンチェーン。米国では古くから日系スーパー「ミツワ・マーケットプレイス」のフードコート内に出店し現地邦人に愛されてきた山頭火は現在、北米だけで18店舗(カナダ3店舗含む)を展開し、大谷が生活の拠点を構えることになるカリフォルニア州オレンジカウンティーに2店舗、近隣のトーランス、サンタモニカにそれぞれ1店舗ずつを展開する道内発のフードチェーンだ。

 山頭火を運営する「株式会社アブ・アウト(札幌市)」によると「大谷選手のエンゼルス入団が決まった時には社内的に盛り上がりました。トーランス店に関しては多くの野球選手やプロゴルファーの方々などにも来ていただいていますし、シアトルの方では岩隈選手とそのご家族にひいきにしていただいております。大谷選手が拠点とされるエリアにもコスタメサ、アーバインのミツワさんがありますので、個人的にはぜひ食べに来ていただきたい」(高橋司国内事業部取締役部長=55)とバックアップ態勢はすでに整っている。

 そればかりか、米国を含む世界的なラーメンブームの影響で「実はあるメジャー球団のスタジアムの方から出店の依頼を受けています。会社としてはぜひやりたいのですが、普通の店舗とは形態が違うこともあって設備や器の問題等クリアしなければいけない課題もあります。将来的にエンゼル・スタジアムの方にも(出店)できたらいいですね」(同)と大谷移籍と並行してラーメン業界初の“メジャー(スタジアム)進出”の可能性が膨らんでいるという。

 もしかしたら、近い将来、登板前の大谷がブルペンセッション後に出前しておいた山頭火名物の「しおらーめん」を口にしてマウンドに上がる光景がエンゼル・スタジアムの名物となる日が来るかもしれない。