阪神・糸井に特権 ぶっつけ本番OK

2017年12月27日 11時00分

来季へ気合十分の糸井

 阪神・糸井嘉男外野手(36)に“ぶっつけ開幕OK”の特権が与えられる。今季は右脇腹の筋挫傷で戦線離脱を余儀なくされたとあって「来年はホンマにスーパーな糸井でいきたい。不死身の体でキャンプインしたい」と気合をみなぎらせている超人。それだけにオープン戦にもバリバリ出場して実戦感覚を養うのかと思いきや「オープン戦は十分(笑い)。今年は出過ぎたかな。(3月は)寒いから…」と早期の実戦参加は自重する考えだ。

 ケガ防止のための糸井ならではのプランだが、これには球団も万々歳。もともと練習のやり過ぎを懸念しているとあって「力量は十分過ぎるほど分かっている。競争する立場ではないし、サボるタイプでもないのでいまさらオープン戦に出る必要はない。体が完全に仕上がっていない状態で実戦に出て気合が入り過ぎてケガをするより、シーズンに照準を合わせてもらうためにも、いきなり開幕戦からでいい」(球団幹部)とぶっつけ本番を容認する構えだ。

 虎1年目の今季はキャンプイン直前に発症した右ヒザ関節炎の影響で実戦入りは“大トリ”の3月15日のオリックス戦。そこからわずか9試合で開幕を迎えたものの、実戦不足をものともせず打ちまくり猛虎のスタートダッシュに貢献した。来年は異例の“オープン戦0試合”でのシーズンインになる可能性もあるが、実戦感覚も問題なしと周囲は見ている。

 何より金本知憲監督(49)も昨オフから「3月からの実戦でも全然いい。俺も現役の時はそうだったから」と実力者である糸井のオープン戦出場は本人に一任する方針を示している。12月から本格的なトレーニングを再開し、年明けに恒例のグアム自主トレを敢行する超人だが“特権獲得”で開幕からフル回転といきたいところだ。